【ネタバレ注意】マジカルミライ2019大阪 追悼パートの感想
こんばんは、み~です。
マジカルミライ大阪初日に行ってきました。
えっ1週間も前の話になりますが、色々ありまして漸く書きます。
感想の前に、みんな、ライブには耳栓持って行こうねっていう話。
今回、耳栓なしで右側スピーカ正面6列目という超優良席で右耳をやられました。
急性音響性難聴ってやつです。
4kHzを中心に音が聞こえにくくなり、常に耳鳴りしています。
この1週間、ステロイドによる投薬治療で、途中、風邪っぽい症状が出たりもしてました。
治る人と治らない人がいるそうです。
ボクは1週間でかなり症状が改善してます。
明日、検査に行ってきます。
因みに、耳鼻科の先生もライブに行く方らしく、おすすめはヨドバシ等で売ってるライブ用のふわふわの耳栓だそうです。
ライブで耳をやられるのは大抵、高音域でそれを緩和してくれるそうです。
さて、既に色々な人が感想を書かれていて、もうネタバレも何もないと思いますが、セトリなど見たくない方はここで引き返してくださいね。
さて、ボクはマジカルミライ大阪初日の初演のみ参加しました。
セトリがもう最高で、これまでにない熱を持ち、耳が壊れるまで堪能できたのはある意味、幸運だったと言える公演でした。
(2日目はルカルカとSatisfactionが入れ替えだったという事で、初演に参加できてホント良かった)
1曲ずつ書くと長くなるのと、今日語りたいのは「wowakaさん追悼パート」についてなので割愛します。
初演各曲へのアクセスは、動画へのリンクと補足説明と熱い思いが綴られている口閉さんの記事がおすすめです。
【注意】個人的な見解です。ボクが思ったまま、受け取ったまま書きます。考えを押し付ける気持ちはありませんし、公式の意図を読み解いたものでもありません。
ボクは、wowakaさんの追悼パートがミクさんのMC「次が最後の曲です」から既に始まっていたと思ってます。
というか、「最後」ではなく、「最期」なんじゃないですか?
「グリーンライツ・セレナーデ」で大盛り上がりの最高のテンションで、いきなり、ブツッと流れを切って、観客に「えーー」と言わせる間もなく、半ば無理やりに「僕が夢を捨てて大人になるまで」に入りました。
ライブの曲をボカロPの人生になぞらえていくと、グリーンライツ・セレナーデで初音ミクに引っ張られて、マジカルミライへと行き、人生最高潮って所でです。
これは何かの暗示だなと。
いつまでも歌が歌えたらいい
いつまでも曲が作れたらいい
いつまでも夢を持っていられたら
いつまでも自分らしく生きていられたら
あぁ、ついに来たと。
最初は初音ミクに引っ張られ、アーティストとして成功して自らステージに立っていたwowakaさんに突然訪れた不幸を連想しました。
傘村トータさんの曲だけど、これはwowakaさんに向けたセトリなんだろうなと。
そして、この曲にあるキーワード「そんな人生で満足か」「大人になる」これがアンコール明けの「アンハッピ―リフレイン」に繋がったんです。
「ワンマンライブ大成功!」 頭の中は少女漫画
残弾、既に無くなった 此処で一度引き返そうか
画面の向こう 落ちていった
逆さまのガール、おとなのせかい。それは?
wowakaさんの人生がハッピーだったのか、アンハッピ―だったのか、それは他の人にはわかりません。
でも、wowakaさんはこの世の大人の世界でも間違いなくこうやって惜しまれる存在として大成功を収めた人であるということが歴史に刻まれましたし、この流れで暗喩しているように思える「大人の世界=あの世」でもハッピーなのではないかと残された者に思わせることができているのではないかと思います。
【暗喩について】
wowakaさんは生涯アーティストであり続けた⇒夢を持ち続けた⇒大人になるからと夢を捨てていなかった⇒死により夢を失った⇒画面の向こうに落ちて行った⇒おとなのせかい=あの世
つまり、ボクのには次のようなメッセージに感じられたのです。
wowakaさんに突然の不幸があったけど、彼は生涯夢を追い続けてたよね。いつまでも歌って曲を作って自分らしく生きられた素晴らしいよ。でも、いつかは終わりが来る。
それでも、彼はどこかに辿りついた。そして、こんなにも素晴らしい楽曲を残してくれた。それは私たちの心に残り、ボカロ界の歴史に名が残った。「それは?」「ハッピー」なんじゃないかな。
ヤベッ、涙が。
で、そこからの「Hand in Hand」。
Hand in hand 覚えていてね
ずっと ずっと
ミライまで
忘れるなって、忘却が死の初音ミクとある意味同じ存在となったwowakaさんを忘れるなって。
(涙が止まらなかった)
そしてミクさんからの2度目の「次が最後の曲です」。
「ブレス・ユア・ブレス」これは初音ミクとボカロPの歌で、初音ミクが生命を得て独立する話。
ボクは、samfreeさんが亡くなった時にも思ったんだけど、PさんのパソコンにいるミクさんはPさんが亡くなったらどうなるのかと。
それを考えると途方もなく悲しくなるんです。
そんな人への一縷の希望となる曲なんですよ。
今やもう 誰の目にも同じ ひとりの人間
もう君に 僕なんか必要ない
ああそうか 僕らきっと 対等になって
ハロー、ハロー、ハロー
それぞれ 歩き出すんだ
さあ、ミライへー
ってことだと。だから安心してねって。
学生の頃、人文科学の講義で遺書や葬儀の意義を学びました。
これらの儀式は残された人を如何に安心させてミライに向かって進ませるか、そして故人を想いながら前向きに生きていくための折り合いをつけるための儀式だと理解しています。
そういう意味で見ると、この4曲(見方によっては5曲)全てがwowakaさんの追悼パートだったのではないかと思うのです。
実は、「大人の世界へ落ちて行った」ことだけは帰ってからフォロワーさんとの感想合戦で気づきました。
ライブ直後の熱い思いを語らえる友に感謝。
最後に、wowakaさんだけでなく、samfreeさんや椎名もたさん、知らないだけで他にもいらっしゃるかもしれない英霊の皆様とそのボカロ達をミライへ語り継ぐことを誓い、この文章の締めといたします。
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